心理学

心に残る言葉・かくれんぼ

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本日は、わたしの好きな本より、好きな言葉やお話をお届けしたいなと思います。

もう、30年ほど前に買った本なんですが、題名が長いですけど、
「人生に必要な知恵は、すべて幼稚園の砂場で学んだ」という邦題の書籍があります。
ロバートフルガムさんという方のエッセーになります。

当時、インターネットなどが主流になる前、わたしは本当に本屋さんが好きで、
なんで本屋さんに来るとお腹痛くなるんだろう、と思いながら、いつもだいぶ長居してました。
あんまり情報がないので、積まれていたり、おすすめの棚に載っている本とか、
興味があるコーナーを眺めるというのが本屋さんでのルーティンだったんですが、
そのころは、あまり余裕もなかったので、1500円の本を買うというのも、わたしにとっては贅沢で、ちょっと大人になった気分にもなったものでした。

で、今回お届けする本ですが、出だしに、
「わたしのクレド」として、
本の題名にもなっている、人生に必要な知恵は、すべて幼稚園の砂場で学んだ、と書かれているんですね、

そしてその内容が、15個くらいありまして

なんでもみんなで分け合うこと
ズルをしないこと
人をぶたないこと
使ったものは必ずもとのところに戻すこと
散らかしたら自分で片付けをすること
人のものに手を出さないこと
誰かを傷つけたら、ごめんなさい、ということ
食事の前には手を洗うこと
トイレに行ったらちゃんと水を流すこと
焼きたてのクッキーと冷たいミルクは体にいい
釣り合いの取れた生活をすること
毎日、少し勉強し、少し考え、少し絵を描き、歌い、踊り、遊び、そして少し働くこと
毎日必ず昼寝をすること
に出る時は車に気をつけて、手を繋いで、離れ離れにならないようにすること
不思議だなと思う気持ちを大切にすること

わたしは、しばらくの間何年も、
この項目を手帳に書き写してました。年が替われば、書き写したり。

初めの頃はシステムノートを使ってたので、書き写している1枚を、新しいノートの最後に挟み込むだけでしたが、
手帳を買い替えるようになってからは、毎年書き写しでした。

もっといい格言や、名言もあると思うんですね。
でも、わたしはこれが良かったみたいなんです。

著者は、これらを、大人向けの言葉に置き換えてみると、きっとそのまま通用しますよ、と記してました。

昔から、自己啓発本ってあったかもしれないんですが、わたしは見つけられなくて、
20代の頃、エッセイが好きだったのは、
やはりいろんな人の考え方や、思い、学びになることや言葉がたくさん散りばめられていたので、
へえーって思うことが多くて、大好きでした。

そんな、本が大好きな人間だったんですが、今ではあまり読むことも、本当に少なくなって、
特に、自分の人生なんとかしたいなーって思う10年だったので、やっぱり自己啓発とか、スピ系とか、心理学系とか、そんなのが多くて、
でもこれって、もがいているところからの救済本みたいな感じなので、ワクワクしないんですよね、昔みたいに。

それで、ここ最近は、昔読んでた小説とかエッセイ本とかを、無心で読むってことをしたりしてます。

そんな、喜びの読書からは遠のいてしまっていたのですが、
休日の夜に、なんかほっこりするようなお話ないかなーって思ってたんですが、
大切なことを見つけたので、そちらをお伝えしようと思うんですね。

同じ書籍の中に、「大人のかくれんぼ」と題されたお話がありました。

子供時代、かくれんぼしたときに、隠れるの上手すぎて見つけてもらえなくて、鬼とか他の子とか、もう探すの諦めて別の遊び始めちゃうくらい、上手に見つからないこがいたと思うんでですね。

で、大人になっても、かくれんぼが上手な人がいて、病気になった男性が、大切な人たちに心配かけまいと、秘密にしたまま亡くなったと、書かれているんですね。
家族や友人は、そんな辛い中、じっと黙って苦痛に耐えた、その意志の強さに感服するけれども、やっぱり、言って欲しかった、必要として欲しかった、支えたかった、励ましたかった、悲しかったって書かれてるんです。

大人のかくれんぼって、いろんな気持ちが隠れてて、
まずは、隠れたい。
でも、隠れてるの、探してもらいたい。
でも、見つかったらどんな顔して出ていったらいいの?
人には知られたくない。
みんなどう思うだろう、
誰にも心配かけたくない

こんないろんな気持ちが出てきますよね。

最後に、このように書かれています。
「隠れるのがうますぎる人たちみんなに呼びかけよう。出ておいで。もう隠れん坊はおしまいだ。」
本当に、そうだと思うんですね。

なぜなら、わたしが、上手に隠れる人だったからなんです。
本当は、探して欲しい、見つけて欲しい。
でも、どんな顔していいかわからない。

これって、多分、自分のことも、他人のことも、信頼できてない状態だと思うんですね。

こんな自分でも、大丈夫。って自分を信じる。
こんな自分をさらけ出しても、きっと大丈夫、って誰かを信じる。

本当、大人のかくれんぼは、もう終わりにしましょ、適当なところで見つかりましょう、
って思いました。

どんな自分でも許して、自分自身を信頼する世界を自分の内側に持てれば、
外の世界には、信頼しかなくなります。
自分の内側が、優しさと愛で充満されると、
外側の世界も、優しさと愛で溢れます。

誰かが、そんな世界をくれるのではなく、自分で作っていく、
本当の強さは、多分、その世界を信じれることじゃないかなーっって。
後悔しない人生にするために、後悔しない毎日を送りたいなーって思います。

 

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