なんか嫌だなって思うとき【恋愛の話】

パートナーになんか嫌だなって思う時は 過去の傷が反応してたりする

今日は、とっても珍しく、パートナーシップというか、

恋愛中、または夫婦関係についての、ちょっとしたことのお話をしようかな、と思いました。

以前にも同じようなテーマのお話をしましたが、

よく起こりうることなので、あらためてのお届けです。

わたしは実は恋愛体質なんですけど、

いえ、正確にいうと、恋愛体質だったんですけど、

ずーっと前に通り過ぎた感じで、

今更何を話していいのか、全くわからず、

テーマにすることができなかったんですが、

いつの時代も、やはり恋愛についての話は途絶えることがありませんので、

ちょっと今回、お話ししてみようかと思いました。

恋愛をしているとき、または結婚生活もそうですが、

わたしたちはついつい、

相手の足りないところ、気に入らないところ

もっとこうしてほしいのに、なんでこうしてくれないの？

って、やっぱりここでも、「不足感」に目がいきがちです。

でも、、、好きなんですよね？、ってことですよね。

好きでおつきあいを始めたわけだし、

好きで結婚をしたのだし。

なのにどうして、文句ばっかり言っちゃうんでしょう。

そんな気持ちばかりになっちゃうんでしょう。

きっと、何かしらの不満、文句が出てきてしまうとき、

わたしたちは「イマココ」を見ていなくて、自分のパターンの

「わたしは愛されない」

「この恋愛はうまくいかない」

という不安に、取り込まれてしまっていることが多いです。

「きっとこうなるに違いない」っていう、

よくわからない、預言者のようになっちゃいます。

これって、ものすごい勝手な妄想なんですよね。本当は。

あなたが、本気のものすごい預言者でない限りは、です。

よくわたしたちは、相手の顔を見て、

「なんだか機嫌悪そうな顔だなー」って思ったりもしますね。

これも、本当に何かに怒っているのか、

嫌なことがあったのか、

ちゃんと聞いてみないとわからないはずなんですよね。

だけど、勝手に「きっと怒ってる」とか決めつけたりします。

本当はただ、めちゃくちゃトイレ我慢してるだけの顔かもしれないのにです。

でも、そこから出てくるモヤモヤって、本当辛いですよね。

そんな時は、一つずつ、現実を見て、

そして、相手に聞いてみるまでは、全てただの妄想だってことを

一つ知っておいてください。

そして、大体のことにおいて、

パートナーシップで起こる、悲しさや怒りって、

過去の出来事が反応していることが多いです。

わたしたちって、基本的に、相手の気持ちがわからないと不安になってしまいますよね。

だから、いろんなこと、相手に投げかけたりします。

女性であれば、

わたしが好きなら、

もっとわかってほしい。もっとがんばってほしい。

もっと連絡してくるはず！とか、傷ついても耐えられるはず！

とかです。

本当、もう、いろいろとかぐや姫のように、無理難題を言って、

「それでもお前が好きだ！！」

とか言われて、安心するって心理もあったりします。

その気持ちの背後には、

「どうせ、きっといなくなる」

「わたしは選ばれない」「捨てられる」

「別れようって言われる」

といった、無価値観のような、自己否定のような、自己嫌悪のような、

そんな悲しい気持ちが隠れていたりします。

この「自分は選ばれない」とかっていうのは、

実は、彼との関係で発生した気持ちではなくて、

いままでの恋愛や、自分が、子供の頃に経験した、

ご両親との関係、小学校時代のお友達との関係など、

過去に起因していることがほとんどです。

その幼少期の傷ついた思い出が、

パートナーとの関係の中で、反応として、再び、痛みになって浮上してくるという、

そんな心の仕組みが、

この、パートナーとの間に出てくる、悲しみや怒りなど、ケンカの原因だったりします。

そうすると、傷ついている原因は、

本当は、パートナーの言葉ではなくて、表情じゃなくて、

パートナーの言葉や、表情がきっかけで思い出した、

過去の痛みが反応してしまっている、ということがほとんどなのです。

なので、そういったときは、俯瞰が大切ですね。

自分の心の中で、何が反応しているのか。

心の癖や、ネガティブな思い込みの傾向、

両親との関係、自己否定する部分、

罪悪感を持っている部分、

そういったものを、あらかじめ、把握しておくことができていると、

あー、この痛みに反応してるわー、ってわかるので、

今起きていること、自分の痛みのパターン、って

切り分けることができるので、知っておくのは、ものすごく大事だったりします。

あ、でも、知っておいたからって、すぐに悲しみとか怒りとかの辛い感情が

なくなるわけでもありません。

だけど、知っておくと、

「どっちを選択するか」を自分で選べるようになるんですね。

これは自愛が進むと、自分を大切にするので、

本当はどうしたいのかを、ちゃんと考えることができるようになるんです。

要するに、女性であれば、彼とケンカしたときに、

彼が発した言葉により、怒りが出てきたのではなくて、

彼が発した言葉は、単なる引き金で、

昔に傷ついた、

「わたしは愛されない」

「わたしは選ばれない」

「わたしは否定される」

っていう思い込みが、ひどく反応しているということに気づけると思うんですね。

そうすれば、そこをきちんと見つめて、癒していくことで、

彼とケンカしても、

「またわたし、この言葉で反応してるー！！」

という状況が、きちんと捉えられるようになってきます。

これは、本当に、思い込みのパターンなので、

ちゃんと気づいて、意識できるようになれば、

今、ここで起きていることではない、ということがわかってくるので、

無駄に喧嘩を大きくすることがなくなるってことなんです。

やっぱり、恋愛って、うまくいかせるためには、努力は必要って思ってます。

他人だった2人が出会って、パートナーとして歩んでいく中で、

育った環境も違えば、価値観も違う。

たくさん歩み寄って、たくさん会話をして、

相手を知って、相手を尊重して、

そして、2人ならではの混じり合う部分を、たくさん広げていく必要がありますね。

優しくて、気持ちいハーモニーにしたいわけです。

なので、簡単に、

傷ついたからって、「やーめた！」とはしたくないわけです。

自分一人のことではなく、二人のことですから。

ちゃんと言葉にしないといけなかったり、相手にちゃんと聞かないといけなかったり、

これって、実際に行動にしようとすると、

本当に結構な心労になったりします。

言いたくないことを言うとか、聞くって、結構ハードですよね。

こうやって、たくさんたくさん努力が必要な部分もあります。

そのときに大事なのが、

相手への承認と、そして、尊敬するということ。

もちろん、自分自身を大切にすることが一番ですけどね。

大切な大切な、たった1人のパートナーが、今まで歩んできた人生を、

ちゃんと承認して、受容する必要があります。

その上で、2人で寄り添い、歩んでいくことが大切ですね。

そして、自分の意見を言うとき、

こうしてほしい、ここはいや、ではなく、

こうしてくれたらうれしい！こういうところが大好き！

という伝え方をしていくと、とってもいいですね。

そして、会話のリアクションもとっても大事ですね。

話の内容やお付き合いの期間とかによっても、いろんな感情が出てくると思うんですが、

恥ずかしさとかもあると思うんですが、

何より私たちは、ハートブレイクが怖いので、

小さなことでも、ぬか喜びしたくないと思ったり、期待したくないと思ったり、

あらかじめ防御したりしますね。

例えば、ずっと前から、記念日にはお出かけしようって約束してました。

でも、その日に仕事が入ってしまったって連絡がありました。

なんで、どうして、わたしのことあんまり大切じゃないんだ、とか、

浮気かな、とか、色々思っちゃうわけです。妄想の暴走です。

辛いなーとか思ってたら、

「その日、休めることになったよ！」って連絡が入りました。

でもですね、自分自身に、過去の痛みがあったりする人は、

「やっぱりね」、のハートブレイクが大きかった分、素直に喜べなかったりします。

素直に喜べばいいのにです。

「大丈夫なの？行った方がいいんじゃないの？」

なーんてことを、先に言ったりしますね。

ほんと、困ったちゃんなんですよね、うれしいくせに。

で、こういった場合はですね、

やっぱりちょっとは、皮肉の一言も言いたいかもしれませんが、

絶対に、まず最初に、

「ほんと！？うれしい！！やった！！ありがとう！」

って言った方がいんです。絶対。ぜひ、そう言ってください。

そして、それだけで、止めておくことができるようになれば、

多分、もっともっとお互いに愛が大きくなっていくと思うんです。

とびきりの笑顔で、よろこびを伝えてください♡

いつも感謝をして、そして、常に信頼を寄せること。

これがちゃんとできていれば、

きっとずっとうまくいきます。

そのためにも、たくさん自愛をしていただきたいなって思います。