心理学

子供のころの記憶がない自分を 大切にあつかってみる

消しゴムで消すような日々

毎日毎日、生きてくのが必死で、

つらいことがたくさんあったりすると、

高性能な脳は

『つらいこと』は

身体や精神に害を及ぼすと、判断し、

記憶から抹消しようとします。

それは、完全な抹消ではなく、

そうは簡単に開かない、

そんな、ふかーいふかーい

底の方の引き出しに、

ラベルも付けず、しまい込む感じ。

先日、父と母との思い出に向き合った際、

『あー、楽しいことも覚えてないかも』

ということを、思い出してしまい、

特に父は写真もなく、

どんな顔だったっけなー、

あんなに大好きだったのに

(罪悪感)

って状態を経由したりしてますが、

この、記憶って、

いや、記憶だけじゃない。

全部、自分の物の捉え方であり、

そして、選択のひとつだと気づいたんです。

ラベリングがうまくできない

つらいことが多いと、

すぐに逃避することを選んでしまうので、

記憶の引き出しに、

ラベリングすることが困難になります。

片付けられない人が、

どんなものもとりあえず、

引き出しにしまってしまい、

後になって探し出せない、って、

あの感じです。

あったかでしあわせな思い出も、

さみしくてつらく悲しい思い出も、

【つらい悲しいBOX

に、いっしょんたくりに

しまってある感じです。

そして、堅い封をして、

そして、重い重石を乗せて。

もう2度と、その感情を感じなくていいように。

『悲しいから、もう思い出さなくていいよ』

っていう、

いろんなあきらめと一緒に、

しまいこまれている感じです。

いつの出来事かも覚えてない。

何才の時に出会ったのかも覚えてない。

住んでいた場所も、

ところどころ覚えてない。

とても刹那に生きてしまった、

わたしの軌跡は、

記憶に残っていないものが多いです。

全部それでいいと思う

覚えていない、記憶力もない、

覚えたそばから、逃避して、

ホワイトアウト(w/o)してしまう。

そんな自分を、ダメなだーとか、

責めてしまいがちですが、

そんなことも、全部全部、

全部自分を構成してきた、

大切な経験です。

今までの、

そしてこれからの、

あなたの人生を歩むための、

大切な出来事だったと思うんです。

これからは、大切に、

少しずつ、

お気に入りだった洋服を、

たたみ直して、またタンスにしまうように、

少しずつ、思い出して、

少しずつ、ラベリングしましょう。

 

苦しくなった時は、ご相談ください。

応援しています ʕ•ᴥ•ʔ ♡

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