心理学

やっかいな罪悪感

やっかいな罪悪感

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今回は、やっかいな感情、「罪悪感」についてお届けします。

自分のせいで、相手を傷つけてしまった
嘘をついてしまった
自分のせいで、会社に損害を与えてしまった
はたまた、子供の頃に、いい子じゃなかった
いうことを聞かなかった
両親が幸せそうじゃなかった
両親を助けてあげられなかった

すごくヘビーで極端なことを言うと、
「生まれてきてごめんなさい」
という、隠れた感情を持っているケースもあります。

自分は、罰せられるべきだ、罰せられるに相応しいって思っちゃうんですね。

「私は悪い存在」「私は迷惑な存在」って思ってる感情、というか観念です。
これが罪悪感です。めちゃくちゃ辛くないですか、これ。

それで、わたしは罪悪感の塊だったんですね。今でもよく顔を出します。
で、この罪悪感って、人生うまくいかない理由です。

世の中は投影であり、鏡でもあり、自分の内面が映し出されていることになるので、
この罪悪感を持っていると、自分が責められるようなことを引き寄せたり、
自分を責める人が生活上に出てくることになります。

自分のことを、自分で許されるはずがないって責めている人は、人に責められるように仕向けちゃうんですね。
豊かになるのも許されないという、小さな根っこを潜在意識に持ってるので、豊かさを引き寄せることもできなくなります。

なので、自分でビジネスをしたい、とか、昇進したいとかを望んでも、
「こんなわたしが幸せになることはきっと許されない!だって罰せられるはずだし!」っていうことになっちゃうんですね、潜在意識の、無意識のちいちゃい根っこが、悪さしてるってことです。
なので、ビジネス系のセミナーとかでは、徹底的に無くしましょう、とするそうです。

恋愛関係でもそうですね。
自分は悪い存在、幸せになるなんて許されない、って思いながら、恋愛なんてできなくないですか?
でもこの感情は、普段は見えない潜在意識にあったりするので、普通に恋をしちゃうんですよね。
好きな人ができて、お付き合いしましょう、なんて始まるんです。
でもそのうち、「幸せになるなんて許されない!罰を受けるに相応しい!」
なんて根っこがあるので、
幸せじゃないものを仕向けるように誘います。

「こんなわたし、嫌いでしょ?」
って、そして、相手の愛を、思いを、遠ざけちゃうんですね。受け取り拒否しちゃうんです。

こういうのを、無意識でしてしまうので、これって本当に、困りますよね。
幸せになってはいけない、イコール、愛されてはいけない、になっちゃうんですね。
なので、嫌われるような行動をして、嫌われるように、しむけちゃうってことです。

相手を責めたり、
浮気をしたり、
しつこく「なんか怒ってるでしょ」って言ったり、
これ本当は怒ってるの自分ですね。投影です。

なんか、いろんなうまくいかないことを、無意識に作ってしまいます。
愛を、拒絶しちゃうからなんですね。

あと、びっくりすることに、恵まれすぎていることに、罪悪感を覚えるケースもあります。
兄弟がいるケースとかが多いんですが、
自分の方が親から可愛がられている時とか、
あとは、単純に自分の家が恵まれている時とかですね。
わたしは兄弟もいないし、裕福でもないので、状況としてしかイメージできないですが、
これもこれで辛いなって思います。

しっかり、受け取るってことができないってことですもんね。
なので、何もいいことがないので、
罪悪感はゆっくりとしっかりと手放していかないといけないです。

でも罪悪感があるってこと自体、本当は誰も傷つけたくない、みんなに幸せであってほしいって心が根っこにあるってことですから、
あなたの良いところが、たくさん隠れてるってことでもあります。
良いところを発掘しながら、罪悪感を少しずつ解消していけたら良いなって思います。

で、罪悪感って、めちゃくちゃ見たくない感情なんです。感じたくない感情です。
なので、普段は、絶妙に隠されてますし、罪悪感感じそうになったら、絶対に逃避します。

酒のもーとか、テレビ見よーとか、ゲームしよーとか。

でも、罪悪感って、自分の人生が進まなくなる根源なので、ちゃんと向き合う必要があるんですね。

先ほどからお伝えしているように、
人生を進める上で、いろんな歩みを邪魔してくる、ネガティブな感情なんです。
なので、ちゃんと時間を作って、しっかり向き合う必要があります。

「こんな罪悪感ってたんだー!!」って、しっかりと感情を感じる、認める、ということです。

感情を味わい尽くすって言い方をされる先生もいます。味わいたくねーって思いますけど、
すごく大事ということです。

罪悪感の手放し方は、本当に一番良いのは、心の中で謝ること。
何度も何度も、毎日毎日しっかりと謝ります。

フラクタル心理学の学びの先生には、毎日土下座がいいですね、と教えてもらいました。
土下座・・・結構ヘビーなワークです。

なんだか、悪いことしたなー、とか、傷つけちゃったなーとか、とか、ちょっと思い出して、
紙にその相手をリストアップしてみてください。
わたしなんか、若い頃相当悪いやつだったので、めちゃくちゃリストに出てきました。

本当、思い出したくもなかった人とかも出てきまして、書き出すだけでお腹痛くなっちゃいましたが、
お腹痛くなるってことは、それだけ自分の無意識に、本当にネガティブな感情として残ってたってことなので、しっかりと書き出します。

そして、ご両親に対して、罪悪感を持っているケースが非常に多いんです。
まずは、お父さんとお母さんに謝ります。
なんか、両親に関しては、
ひどいことされた!とか、
愛してくれなかった!とか、
認めてくれなかった!とか、
望みを聞いてくれなかった!とか、
急に怒られた!とか、
色々文句が出てくる方も、わたし以外にもいらっしゃると思うんですね。

もっと認めてくれてたら、とか、もっと愛してくれてたら、色々出てくるかもです。
言いたいこと、反論したいこと、たくさんあると思いますが、まずは謝る姿勢です。

先ほどの、フラクタル心理学では、まず、両親にたくさん謝りましょう、と学びます。
自分という、小さな子供が生まれてこなければ、両親はどれだけ自分のことに、お金と時間を使えていたか。
小さなあなたのために、どれだけお母さんが、眠たいのに起きてオムツを変え、授乳をして、泣きぐずるあなたを抱いてあやし、愛情をかけてきたか。

幼稚園や保育園に行くとなれば、どれだけいろんなものをそろえなければならなかったか。
働くお母さんだったら、毎日通勤以外に、保育園の送り迎え、
どれだけ1日中が忙しかったか。
子供が大人になるまで、どれくらいの費用がかかるのか、
どれくらい親が子供に時間と労力をかけているか。

そして、それに対して、自分が、
まあ、感謝はしてるけど、「親だから当たり前でしょ」って思ってきてないか。

実は、私たちは歳を、とってもとっていても、
幾つになっても爺さんや婆さんになっても、自分の親のことになると、途端に子供の位置に戻ります。
親だからやってくれて当たり前、思ってくれて当たり前、
それがなくても、わがまま言ったり、口答えしたり、とても大人な態度じゃなくなるのです。

それも愛とか、コミュニケーションではありますが、
ちゃんと、手をかけてもらったことにはたくさん感謝して、
そして、それを当たり前だと思って、いつも口答えしたり、いうことを聞かなかったことに対しては、
しっかりと謝罪をします。 土下座おすすめです。

お父さん、お母さん、二人一緒にではなく、一人ずつやってくださいね。
それぞれに思う気持ちが違います。

あとは、心理学の技法なんですが、スイッチングというのがあります。
お父さんとか、お母さんを、こっち向かせて座らせて、これ全てイメージですが、
そのお父さんとかの、背中にチャックがあるので、お相撲さんの着ぐるみみたいなイメージです。
チャックを開けて、背中からそっと入ってみてください。

目の前に、一生懸命謝っている、あなたがいます。
お父さん、またはお母さんは、どんな気持ちですか?
多分、全然怒ってないです。
お父さんと、お母さんにも、たくさんの想いがあります。
すると、両親の想いが実感できると思います。

あと、今までの人生で出会った、本当にごめんなさい、って思う方へは、
自分が「もう十分、謝ったよ」って思えるまで、謝ってください。
絶対に、もう十分だよ、って思う時がきます。

罪悪感って、自分に対して、「ひどいやつだ、そんな奴は許されないよ。幸せになる資格はないよ」って責めてる自分がいるという状態です。でもこれは、エゴですね。
で、それをもうさらに数段階上の高い場所から、見下ろしている自分がいるという事です。
だから罪悪感に気づいてる。

そこの場所からも、もう、十分謝ってるよ、って思えると思います。

罪悪感は、謝罪して軽減していくという方法と、
ロケットに入れて飛ばすという方法などもあります。

罪悪感って、ほんとうに、本当は、単なる過去の情報なんです。
でも、その感情に囚われるってことは、

本当は、こうしたかった、っていう、おおもとの気持ち、
愛とか、相手に対する思いとか、大切にしたかった気持ち、っていうのがあります。
要するに、愛なんです。

想うが故に、本当はこうしたかった、っていう気持ちがある。
本当は、暖かで優しいですよね。

そこにも気づいてほしいなって思いました。

日曜日なのに、ちょっとヘビ目なお話になりました、が、
ちょっとずつ、もういいよ、って自分を許せるようになっていけば、
やっと初めて、自分が好きなこと、ほしいこと、全力で望めるようになります。

そして自分のことを許して、そして自分のことを大事にできるようになれば、
同じだけ、他の人のことも許せて、大事にできます。
しっかり認識して、感情味わって、手放しましょう。

たくさんの愛に、囲まれた人生を歩めればなーと思います。

自戒を込めて、長くなってしまいました。

 

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