般若心経・さらに要約
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本日は、量子力学の真髄とも思えてしまう、般若心経について、簡単にお伝えします。
どのくらい簡単かというと、境野 勝悟(サカイノ カツノリ)さんの著書、
「超訳 般若心経 ”すべての悩みが小さく見えてくる”」の冒頭、
全文の超訳の部分と、わたしなり解釈をお届けしようと思います。
では、超役の部分です。
ぜひ、全文はネットなどでご覧になっていただければと思います!
【仏説摩訶般若波羅蜜多心経】
あなたが、苦しみや悩みから解放されて、安らかで幸福な毎日を送りたいなら、般若心経にあるすごく簡単な修行をすれば、いい。
だんだん修行が深まると、なぁんだ、頭の中に記憶された善と悪の考えは、
もとは、一切なかったんだと、頭の中をカラッと空っぽにすることができる。
「五蘊は皆空」だ。
頭に集まったゴチャゴチャの記憶を空にせよ・・・・・・ということだ。
ちょっぴりでも、頭を空っぽにすると、新しく自分を安らかにする知恵が、
ググーッと生まれてくる。
世の中でいう「ああだ」「こうだ」の価値判断も、絶対なものではない。
だから、たまには、社会や周囲から頭の中に入り込んだ価値観や、
自分固有のクセや生活基準を、ポンとなくしてみる。
すると、もっともっとすてきで新鮮な人生が、さっと生まれてくる。
「諸法は空相」なのだ。
あなたは、緑色が気に入っている。
ピンク色は、どうも気にくわない。
ピンク色が、目の前にはばかる。
なんとか、どけようとする。
が、いっこうにどかない。
そこで、悩みはじめる。
その時、頭にあるピンク色は嫌いだという価値の記憶を、
ふっと消したらどうか。
「あっ、ピンク色もいいもんだね」と思えるのだ。
「無意識界」は、変化変心の創造世界だ。
あなたは、なぜ、苦しみ、悩むのか。
原因はたったひとつ。
あなたの脳に記憶された、「いい」とか「悪い」とかの考えが、元凶だ。
だれもが、老いるのは、いやだ。
この「いやだ」という考えを捨てると、老いることが、
いかにすばらしいかが、わかってくる。
老いると、ものの味わいが深くなる。
控え目な老人の忠告は、冬の太陽の光である。
「無老死」だ。
老いることに、くよくよ文句をいわなくていい。
古代インドの僧が説いた「苦集滅道」という四つの真理や、
「八正道」という八つの正しい道とか、そんなものは、みんな夢まぼろしだ。
たとえば、「五戒」という五つのしてはならない決めごとの中に、
「不殺生」がある。
生き物の生命を殺してはならない。
じゃ、明日から、肉も魚も野菜も食べれれない。
「不邪淫戒」もある。
男女の肉体関係は、禁止だ。
こんな戒律を守ったら、人類の子孫は絶えてしまう。
だから、般若心経は、
そんな夢まぼろしの現実に合わない古い仏教の教えから、
遠く離れなさい・・・・・・と、忠告する。
「一切の転倒した夢想から遠く離れろ」と。
牛肉やお魚をいただく時には、生物の尊い命を「いただきます」と合掌して、
感謝をしながら、「ああ、うまい」「まあ、おいしい」と、楽しく食べる。
生きているだけで丸儲けなのに、愛する男女が、
深くやさしい情を交わして生きられるなんて、これこそ極楽なんだ。
なにかを禁止して生きるのではない。
すべてを活かして、あれこれこだわらず生き抜くことが、悟りの生活なのだ。
「阿耨多羅三藐三菩提(この上ない安らかで幸福な平和な心)を得よ」・・・・・・と。
ああしなければならない。
こうするべきである・・・・・・、こんな倫理にしばりつけられた一生は、空しい。
自分の道は、自分で決めよ。
つねに、頭のこだわりをクリーンにして、自在に生きるには、
坐禅もいいが手間がかかる。
なによりも、まず、真言を唱えることだ。
いつでも、どこでも真言を唱え、念じていると、規制の価値観が薄れる。
苦悩も去る。
そのうち、いつの間にか、ものにこだわらず、
たのしく明るく自由自在に生きる知恵と力が、発生する。
嘘ではない。
真実だ。
「真実不虚」だ。
真言の力は、意味ではない。
たくましい音の連鎖が、あなたを苦悩から救い、若い命を再現する。
その最上級の真言とは、これだ。
ギャ-ティ ギャ-ティ ハラギャ-ティ
ハラソウギャ-ティ ボージーソワカー
これが、般若心経の真言だ。
くり返せ、くり返せ。
『超訳 般若心経“すべて”の悩みが小さく見えてくる』 境野勝悟
どうですか!?
めちゃくちゃ優しくないですか?
頭の中にある、過去の記憶、情報とかの、「いい」とか「わるい」とかは本当は一切なくて、
頭の中のごちゃごちゃやおしゃべりを、空っぽにしてみれば、悩みは苦しみはなくなるよ、ってことなんですね。
他人や、社会の価値観も全部手放して、ポイポイです。
頭のごちゃごちゃをクリアにしましょう、いろんなもの、空にしましょ、
そしたら、新しい知恵とか、アイデアとか、新しくチョイスできるものが見えてくる、
要するに、チャンスに気づけるような、そんな余裕が出てくるってことだと思うんです。
年をとる、老いることも喜びとして捉えられるようになるということなんですね。
わたしは女性なので、老いることには、やはり抵抗があります。
でも、美しく、聡明に年を重ねていければな、って思っているので、
ここはどしどし、自分に採用していこうかと思っています。
食べ物もありがたく、「いただきます」と感謝をし、
男女の愛も、どんどん育みましょう、とあります。
厳しい考えで窮屈な人生ではなく、ちゃんと、自分が正しい道を選択していく。
それには、頭のゴミはポイポイしたほうがいいよね、
それだったら、この、般若心経の真言を唱えましょう、と。
内容がどうのではなくて、この真言の音、マントラ、この真言を唱えるだけでいいですよ、って言ってます。
最後のところですね。
ギャーテイギャーテイ ハラギャティ ハラソウギャティ ボージソワカー ハンニャシンギョウ
般若心経って、優しいなーって思います。
何十分もの瞑想とか、坐禅とか、なかなか時間とったり集中したりって難しくって、断念しがちですが、短い時間で全文読めますし、このマントラの部分だけでも良いよ、って言ってくださってます。
この般若心経の、頭を空っぽにしましょう、本当は、いいも悪いもないのだよ、
その観念をなくせば、苦しみや悩みから、解放されますよ、って、
まるで量子力学・脳科学の話です。
是非是非、毎日の頭をクリアにする取り組みの中に、般若心経も取り入れてみていただけたらなーという、おすすめでした。
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