ひとりごと

ライ麦畑のキャッチャーになりたい

子供の頃から、

活字中毒ではありましたが、

どうしても「文学書」に近いものを

読むことができませんでした。

 

 

翻訳がつまらないと、

食指が動かないんです。

 

だらだらと書いてあったり、

てにをはが変だったりすると、

拒否反応が働いてしまうんです。

 

なので、読めずにいる、

素晴らしい書籍が、

この世にはありすぎて、

きっとそれらを手に取ることもなく、

わたしは人生を終えるんだろうな、

と思うと、

 

触れられていない自分のことを、

ダメなやつだと、自己攻撃する、

そんなわたしが、見え隠れしています。

 

(だからといって、読もうともしない。笑)

 

 

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)

 
キャッチャー・イン・ザ・ライ (ペーパーバック・エディション)

キャッチャー・イン・ザ・ライ (ペーパーバック・エディション)

 

 

***

心理学を学び始めて、

今年の初めまで通っていた学校の先生に、

初めて、一対一でお会いした時、

わたしのことを知ってもらうために、

カウンセリングを受けました。

 

その時に、先生から、

 

『ゆみこさんは、

ライ麦畑のキャッチャーを、

子供の頃からナチュラルに、

ずっとやって来たんですね』

 

って言われて、

 

ライ麦畑でつかまえてって

どんな話だったかなーって、

 

知らなかったんです。

 

 

でも、調べてみると、

本当にわたしがやりたいこと、

本当にわたしがそうでありたいこと、

本当に心からそれをやると幸せと感じること

が、書いてありました。

 

 

でもとにかくさ、だだっぴろいライ麦畑みたいなところで、小さな子ども達がいっぱい集まって何かのゲームをしているところを、僕はいつも思い浮かべちまうんだ。(中略)それで僕はそのへんのクレイジーな崖っぷちに立っているわけさ。で、僕がそこで何をするかっていうとさ、誰かがその崖から落ちそうになる子どもがいると、かたっぱしからつかまえるんだよ。つまりさ、よく前を見ないで崖の方に走っていく子どもなんかがいたら、どっからともなく現れて、その子をさっとキャッチするんだ。そういうのを朝から晩までずっとやっている。ライ麦畑のキャッチャー、僕はただそういうものになりたいんだ。たしかにかなりへんてこだとは思うけど、僕が心からなりたいと思うのはそれくらいだよ。かなりへんてこだとはわかっているんだけどね。

 

 

 

こんな仕事があるなら、

心からそれをやりたい。

 

 

経済的に収入を得る必要がなかったら、

フィールドの端の崖っぷちで、

みんなのことをずっと眺めてたい。

 

困ってる子がいないか、

ひとりぼっちの子がいないか、

泣いてる子がいないか、

悩んでいる子がいないか、

 

 

こちからか、近寄って、

言葉をかけるのもいいけど、

 

いつも近くにいて、

そしていつも、どんなことでも、

受けとめてあげられる、

そんなスタンスで見守りたい。

 

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これが本当にやりたいこと。

 

どんなことでも、

どんなあなたでも、

どんな時でも、

 

心から、

「大丈夫だよ」

って、伝えてあげられる、

 

そんなスタンスで、みんなのことを見守りたい。

 

 

これが、本当にやりたいことだったんだな、って

あらためて思った、

そんな、秋の気配の休日でした。

 

 

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