心理学

執着を手放すと得られるもの

執着を手放すと得られるもの

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本日は執着についてお届けします。

執着って、どうですか? 日常生活にあんまり出てこない単語じゃないですか?
わたしのように、心理学などを学んでいると、よく執着という言葉が出てきます。

この執着というのは、何ていうんでしょうか、
『自分を「不足」とか「うまくいくはずがない」という世界に繋ぎ止めてしまう接着剤』のようなイメージなんですね。
そして、自分をネガティブな感情に留めてしまう、何とかホイホイみたいな感じです。

よく執着って、恋愛とかで、
この人と別れてしまったら、もう次の人は現れないかもしれない、って思ってしまって、
純粋な好きの感情ではなく、一人になるのが嫌だ、っていう感情から発生する時などに使われますね。

パートナーその個人だけではなく、「恋人」という象徴、シンボルに対しても執着したりします。
相手のことを、相手の気持ちなどが見れてない時だったりします。

あと、恋愛でいうと、サンクコストとかの影響もあるかもしれないです。
サンクコスト効果って、 もうおそらく、回収することはできないであろうコストのことなんですね。

それまでに費やしたお金、時間、労力とかを惜しむ気持ちが大きくて、無駄にしたくない、とかの気持ちが働いて、正しい判断ができなくなってしまう、っていう意味になります。

もう、うまくいかない気がするのに、パートナーにかけた時間とか、お金とかが大きすぎると感じた時に、手放すのが勿体無いというか、損した気がしてしまうんですね。

なんか元取らないと、別れるの癪だ、っていう気持ちとか。
これは、執着プラス、サンクコスト効果の影響だったりします。

仕事であれば、
辛くて辛くて仕方がなくて、全然向いてなくて、他にいい仕事が見つかりそうなのに、
大手だからとか、何年働けば昇進するかもだとか、あの嫌いな上司が移動してくれれば、、とか、
これも職場に対する執着になります。

で、心理学では、この執着を手放しましょう、ってよくいうんですね。
この執着って、脳科学とか量子力学とかから言っても、めちゃくちゃ邪魔だからなんですね。

執着って、基本、不足と自己否定から発生しています。
例えば、わたしは今、とってもお気に入りの部屋に住んでいるんですね。大好きなんです。
東向きの小窓からは、太陽と月が登ってくる空が見え、
ベランダは南向きで、角部屋でとても明るくて、
ずっと夢見てたカウンターキッチンで浴室が広いという、ずっとずっと憧れてた部屋なんです。

とはいえ、ゆくゆくの引越しのことも考えます。
どこがいいかな、いい部屋あるかな?って。
その時に「この部屋と同じくらいの環境って、なかなかみつからないのでは!?家賃がベラボーに高くなるのでは?こんないいとこ、ないんじゃないの?」

って思っちゃうんですね。
これって、執着なんです。
きっと、これよりいいものは、見つからないだろうから手放したくない。
「こんな部屋はもう見つからないから手放したくない!」
っていう気持ちです。「見つからない」と「手放したくない」っていう二つのネガティブな気持ちがありますね。

そうなると、わたしではない、第三者の皆さんはよくわかると思うんですが、

「いや、もっといいところいくらでもあるでしょ」
「ずっとそこに住んでたら、もっといいところがあっても住めないよね」
「世の中にはたくさんいいところがあるよ」

いろんな意見があると思います。

でも、そのきっともう、手放してしまったら手に入らない!って思ってるわたしは、
「わたしにはない!」っていう気持ちが前面に出てきていて、手放せないでいるんですね。
そうすると、何も新しい動きはなくなります。できなくなります。

断捨離もそうですね。
また買うの大変だから、もったいないし、せっかくもらったし、いつか使うかもしれないし。
でもこれ全部、
また買えばいい、使わないのを置いておくスペースの方がもったいない、もらったものでも使わなければ誰かにあげればいい、我が家は物置ではないし、いつか使うのいつかはこないかもしれない。
っていうことなんです。

本当に家って、物置ではないので、使わないものは処分することも必要になります。
メルカリで売るとか、ハードオフとかに売るとか粗大ゴミの日とか、燃えないゴミの日に出すとか。
また買おうっていうのも、お金もったいないし、もう買えないかもしれないし、また買うの大変だし、っていう、お金に対する「不足」の思考も発生してます。

大切な人にもらったもの、であれば、写真にとって感謝して、ありがとう、と、手放すのも必要ですね。

ここで、手放してしまうわたしって、ひどい人、という気持ち自体が執着ということになります。
ここで起こってくる気持ちは、「罪悪感」っていうものなんですが、
罪悪感って、わたしひどいよね、こんなことしたらダメだよね、って、ダメなところ、ひどい人間であるという場所に執着しているってことになるんですね。

「ね、わたしってひどい人でしょー」っていう気持ちを持ち続けて、そこにとどまろうとしてることなんです。
ちょっとわかりづらいですが。

親とか兄弟とか先生とか上司とか社長とか恋人とか友達とか、神様とか妖精とか天使とかが、寄ってたかって、全然いいよ、大丈夫だよ、いい子だよ!
って言っても、
「いやいや、わたしはダメな人間なんです。ひどい人間です。こんなわたしは幸せにはなれません!」
って思ってる思考、その罪悪感自体が、その思考にとどまろうとする執着なんです。

それで、心理学では、
「なぜその思いに、その罪悪感にとどまろうとするのだろう」っていうところを見ていくことになります。
大体、愛です。

誰かを幸せにしたかった、誰かを助けたかった、でもできなかった、自分だけ幸せになるわけにはいかない、っていう、愛の気持ちです。
量子力学の引き寄せ、宇宙の法則で、幸せになろうとしているのに、この執着ってめちゃくちゃ邪魔なんです。

そして、わたしあるあるで、女性の方なら同じように感じられる方、他にもいらっしゃるかもですが、若さに対しての執着もあります。
5年前の写真を見て、こんなに若々しかったのに、どうして!?とか思うんですよ、
当たり前じゃないですか、そんなの。20代とか30代の5年ではなく、アラフィフの5年って、残酷だわーって思うくらい、見た目の変化って大きいです。

とは言っても、昭和の時代に比べると、今は魔女かっていうくらいみんな綺麗ですけど。
そのくらいいろんなことに執着しています。

両手にそれぞれ掴んでいるものを手放さないと、新しいものは持てないんです。

過去の情報から、もう手に入れられないかも、っていう不安が起こってくるかもしれないですが、
それが、エゴなんですよね。悪い悪魔の意地悪な囁きです。

お前なんか幸せになれるのか?
新しいもの手に入れられると思ってるのか?
うまくいくと思ってるのか?

こんなのが全部エゴなんです。頭のお喋りで、ゴミです。

執着もここからやってきてます。
なので、気づいたら、あー、執着かー、不足とか不安とか罪悪感から来てる思考のゴミだねーって気づけるようになるといいですよね。

日本人って、結構、なんとかなる民族ではないかと思うんですね。
自分一人でなんとかしようと思うから、行き詰まっちゃうんですね。
困ったら、助けてって言う。
助けて、が言えないのは、「きっとうまくいくはずはない!」っていう思いへの執着です。

ここでですね、これまでこのチャンネルの配信を聞いてくださっている皆様ならお分かりかもしれませんが、この、ネガティブな思考は手放します。
ネガティブな気持ちになった、思考が湧いてきた
ああ、辛いこと頭の中で独り言言ってる!って気づく
これ、手放すんだったー、って認識する、
手放す、です。

手放しの方法は、
今の、なしでお願いします」って頭の中で言うって、やつとか、声に出してもいいですよね。
その文字にバツって書いて、じゅわって燃やすイメージもおすすめです。
紙に書いて無理潰して、ぐちゃぐちゃにして捨てるのもありです。

なんにしても、いらないものは、手放しが必要です。
そして、なんでも叶えていい自分、本来の自分になるということが目標です。
断捨離がブームで、ミニマムに生きることが、なぜ推奨されているのか、
よくわかる気がします。

心がずっと楽になると思います。
頭の整理にもなりますね。
心と部屋は連動しているとも言います。
執着を手放すと、そんな、新しいもの、欲しいものが手に入ったり、叶う世界がやってきます。

いろんなものを手放して、軽やかになって、新しい欲しいものをどんどん取り入れられる、
そんな体と心と、生活になれるといいなって思っています。

最近は涼しい日が始まったり、また暑さが戻ったり、気温の差が大きいです。

福岡でフリーアナウンサーをやっている友達が、冬から春になるときの気温差を「三寒四温」と言っていました。3日寒くて、4日あったかいっていうのを繰り返して春になるそうです。

夏から秋にかけてはなんて言うのかなーって調べてみたら、10月からの気温の変化を「ひとあめいちど」っていう言葉があるようです。
1回雨が降ると1度気温が下がる、っているイメージのようです。

季節の移り変わりを楽しみつつ、良い時間をお過ごしください。

 

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