どんなに心が揺れても、いつも中心に戻れることが大事
人生、本当にいろんなことが起きます。今までも、いろんなことを経験してきたと思います。
楽しいこと、悲しいこと、つらいこと、嬉しいこと、本当にたくさんの出来事が散りばめられています。
常にわたしたちは、様々な出来事に、感情が揺さぶられるものです。
その都度一喜一憂して、本当に心は休むことのないジェットコースターだったりします。
あまりに乱高下すると、心が疲弊するので、びっくりするぐらい身体に症状が出てきたりすることがあります。
身体は正直なので、あなたが「嫌だ」と言えないことを、身体が変わって表現しているような状態です。
「最近体調が悪いな。」と思うときは、自分の隠れたところ「心」に何か問題があるかもしれません。
※何にも揺れない、何にもない、何も感情が動くことがない、と思ってしまう方は、「問題」が上手に隠れている、または上手に隠している状態と思われるので、ゆっくりしっかり探していきましょう。
そして、そんな症状が発生したとき、目に見えて心が辛くて気分が上昇しないときは、隠れている問題を探す必要があります。これ、すごく大事なんです。
もちろん、その問題を探さずに、なんとか乗り越えることもできます。
でも、また同じことが起きるの、、、考えただけでもつらいです。(なぜか、わたしが。)
今、つらいことって、今回初めて経験したことじゃないことがほとんどです。過去のつらい経験に当てはめているからつらいんです。
経験だけじゃなく、見聞きした知識かもしれません。
「きっとこんなひどいことになる」
「きっとこんなつらい思いする」
「ひどく傷つけられるに違いない」
人とうまくいかないとき、パートナーシップがうまくいかないとき、身体の調子が悪いとき、一度しっかりと自分の中にある問題を見つけてみましょう。
それはとてもつらい作業かもしれないです。本当に。
「あのことは、自分にとってたいしたことじゃない」
「まぁ、そういうこともあったけど、よくある話だし」
こんな言葉が出てくるかもしれません。
でも、そこを掘り下げるんです。つらくても。
なんで自分がそこを「平気」なことにしているのか。なぜ「嫌だ!」って自己主張をしないのか。誰に気を使っているのか。なぜ自分を大切にできないのか。なぜ自分を優先にできないのか。
そこを見るんです。
そして「なんか認識してない問題があるかもしれない」って思えるようになったら、ゆっくりとそこを掘り下げます。
そして、それが自分の感情の揺れ幅の元でもあるんだな、って認識するんです。
揺れれば、戻るだけ。
良い方にも悪い方にも、振り子のように揺れます。
いつも中庸、真ん中に戻ろうと覚えて、やってみて、やれるようになればいいんです。
内省する(自分の本物の過去を知る)
わたしがそうだったんですが、わたしはすごいつらい幼少時代を過ごしたんです。もっとつらい人もたくさんいるだろうから、それに比べればたいしたことないかもしれないです。
そうやって大人に言われてもきましたしね。(中学の先生にも言われた)
何がつらかったって、わたしは一人っ子で、家族構成は両親と母方の祖母の四人家族。
祖母は、もう老衰で、入院と退院の繰り返しでした。
(小学校3年の時から、祖母のおむつ交換してました)
父は何をしているのか分からない人で、今になって母に聞くと「遊び呆けて家に帰ってこなかった」と言ってました。
祖母の土地屋敷も、父のギャンブルの抵当に取られ、一家で団地に引っ越すことになります。
父が働いてないのか遊び呆けてるのかわかりませんが(今でも父をかばってちゃんと教えてくれない、博多の女はそんなの多い)、ほとんど父は帰って来ず、
家計のために、母は水商売をしていました。祖母は入退院を繰り返していたので、わたしは小学校の2年生の頃から、夜18時から夜中の1時まで一人で過ごすことが多かったんです。
今みたいに、なんでも揃ってる世の中では、まだありませんでした。
スーパーですら、遅くても20時には閉まる。夜中になると、テレビが終わる(笑)。
母が帰ってくるのだけが楽しみで、ただ時間が経過するのだけを待ちました。
夜に、借金取りのおじさんが自宅を訪ねてくることも多かったんですが、おじさんたちはわたしには至って優しかったです。
でも、夜のひとりは、本当に怖かった。さみしかった。何をしても一人じゃつまらなかったし、何にもする気が起きない時も多かった。
テレビを見ても、あんまり一人じゃ笑わないことに気づいたし、泣いても誰も助けてくれないから、泣くことも諦めた。
すごいつらかったけど、母のことが大好きだったから、いい子にしてなきゃって思ってたんです。
で、やっぱダメな父親だったんでしょう。母は仕事から酔っ払って帰ってきて、歌いながら泣くんですよ。わたしなんかほったらかしです。
帰ってきたら、「一人でお留守番、えらかったね!」って抱っこもしてもらいたいし、話も聞いてもらいたいし、一緒に寝たいし。
でも、そんな様子で求めている「母」ではなかったので、わたしはもう大人になるしかなかったんです。
その後、両親は離婚して、わたしは父親との二人生活になるんですが、そっからも結構大変で。
でもこんな話を、わたしは結構笑いながら面白おかしく話してたんですよね。
こんなにつらくて悲しくて、さみしかった話を。
みなさんも、見つけて下さい。
本当は悲しかったのに、平気そうに記憶して、話してしまう過去の出来事、ないですか?
過去の出来事から自分のトラウマを知る
なぜ今日、この話を書いているかというと、
わたしはずっと前から、男性の香水の香りが嫌いだったんですね。
カッコつけてて嫌だ、とかじゃなくて、男性の香水の中に入っている成分の匂いが無理なんです。
白檀(サンダルウッド)の香り。
他の香りの中にブレンドされると、サンダルウッドの香りの部分が際立って、わたしからするとむせるような、ツンとするような、本当に苦手な匂いです。具合悪くなっちゃいます。
フレグランスショップに行っても、特に海外のフレグランスはたくさんのものに含まれているので、入ってないもので限定して探すのも大変なくらいです。
(そのため以前までは、クリーンのアルティメイトを使ってました。一部の人にバスクリンと言われてました)
その匂いがすごーく苦手で、香水も敬遠していたんです。そして普段はアロマを使っています。
わたしが使っているアロマは、ヤングリヴィング の直接塗布ができるオイルです(一部できないものもあり)。
※「生活の木」などのオイルは必ずキャリアオイルなどで希釈しないと身体には塗布できないので注意して下さいね!
そしてヤングリヴィング のブレンドオイルは、目的やゴール、症状によって使い分けることができます。
コロナ禍でちょっと風邪っぽくなったとき、たくさんオイルで乗り越えてきました!
もちろん身体の症状だけではなく、どんな自分になりたいか、をサポートしてくれる香りがたくさんあります。
その中の一つに、「ワイエルハーモニー」というオイルがあります。
《自分との調和・まわりとの調和・その上での自己の確立》
揺れる自分を整え、いつも中庸でいられるように。さまざまなことに振り回されず、自己確立の上調和できるように、と改めて使い始めたのですが、匂いが・・・
サンダルウッドが入っていたのです。
電車の中で「誰か男性が香水つけてる?」って思ったら自分だったという・・・。
いや、ほんと無理なんですけど、と思ってハーモニーを使うの諦めようかと思いました。
気づいて欲しかった、助けて欲しかった、もっと愛して欲しかった
しかーし、ヤングリヴィング のオイルは、「臭い!」と思う香りほど、今自分に必要な香りだとも言われます。
なので、今の自分に必要なんだなって思い、使い続けてみてました。
今日、10月開始の新しい手帳に切り替えて、色々と予定を書込み、
「これからの一年は本格的に行動しよう」と決めて、いろいろと頭の中と心の中を書き出したりしてみました。
ちょっとした棚卸しですね。
その後、寝る前に前進するためのオイルと、この苦手なハーモニーというオイルを使いました。
ハーモニーの香りをゆっくり吸い込んだ時、わかったんです。
涙が出てきました。
わたしは早くに大人にならざるを得なかった。
早くにいろんなことを自分でできるようにならないといけなかったし、誰にも助けを求めることができなかった。
サンダルウッドの香りが苦手なのは、この香りの中に、わたしが安心安全・包容力・受容を観るから。
求めても与えられなかった、大人の、男性の、たくましさと包容力を感じるから。
なんだ、ずっとずっと頼りたかったんじゃん。
っていうことにあらためて気づいたのです。
なんと簡単なこと、なんとわかりやすいこと、でもとても大事なことで、ずっと我慢してたこと。
頼る人がいなかったわけじゃない。頼れなかったわけじゃない。
わたしが勝手に「あなたも頼れないんでしょ、どうせ居なくなるんでしょ。」って過去の出来事に結びつけていただけ。
本当は、ただ頼りたかった、守ってもらいたかっただけなんだなー、自分でがんばらなければいいだけじゃん。って。
こんなに「自分でやるもん!」ってむくれてたんだな、ってあらためてわかりました。
そしたらちょっとだけ、サンダルウッドの香りに、
「男のばか!!」
って思わなくなりました。笑
そんな秋の夜長です。