心理学

心の仕組みを理解するまでに5年かかった話 ②

人前で泣けるか!

幼少期に、たくさんつらい想いをしてきましたが、多分いちばんつらかったのは、
「さみしい」「悲しい」「怖い」
という時に、近くにだれもいなかったこと。

怖くて、怖くて、さみしい時に、一人で踏ん張って、夜を過ごさなくてはならなかったこと。

こういった経験をすると、あんまり人前で泣けなくなります。

だれも寄り添ってくれなかった

いろんなことを、たくさん我慢してきたので、知らない間に「涙」も我慢するクセがついてしまいました。

テレビや映画を見て、一人の時は泣けるのに、人前では泣けない。
自分の悲しい気持ちやさみしい気持ち、自分自身がつらくなっても、いろんな辛い感情を感じても、泣かない。

なぜなら、泣いてもだれも助けてくれないから。
泣いてもだれも抱きしめてくれない。
泣いても何かが変わるわけじゃない。

今まで必死にガマンしてきて、ガマンの経験値を積んで、ちょっとやそっとのことでは動じなくて済むようになってきたのに、またつらさを敏感に感じる自分に戻るような気がして、絶対に泣きたくなかった。

人前で涙を拭くために、ティッシュを取るのも嫌だった。

ヒーリングワークショップ

オープンカウンセリングを行う、心理学の学校では、いろんな参加者さんの、それぞれの悩みや問題を、先生がわたしたちの前でカウンセリングを行い、癒していく、というそんな手法を取ってました。

そのワークショップでは、実際に、ロールプレイを行なって、過去の出来事を癒していきます。
基本的には投影であり、集合無意識が現れているものなので、よって全員の心にアプローチできるものになります。

すると、会場からは、たくさんのすすり泣く声、たくさんの鼻をかむ音、みんな泣いてるんですよね。

でもわたしは、泣けない。涙は出るけど、ぜったに涙が出てることバレたくなかったから、涙垂れ流しでした。

(続きます・・・多分)

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