心理学

自信がない ーアダルトチルドレン

アダルトチルドレン(AC) とは、

日本では、大人になりきれてない大人、子供のままの大人、と誤解されてることが多いですが、

本当は、子供の頃から大人にならざるを得なかった人たちのことを指します。

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機能不全家族・・・

アルコール依存症・薬物依存症・セックス依存症・ギャンブル依存症・ワーカホリック・虐待・ネグレクト(育児放棄)・夫婦不仲・生活貧困・子供に対する過剰な期待・・・

両親や、両親(夫婦)の間に問題があったり、片親だったり、過干渉だったり。

「安全・安心な場所」がなかった子供は、幼少期にたくさんのトラウマを受けて、たくさんの後遺症を残してしまいます。

あまりにつらい体験は、無意識でその時の経験や記憶を忘れてしまったり、

さらには自分が子供の頃に傷ついていたことすら、なかったことにしてしまったりしています。

(わたしはこのパターンで、相当な記憶喪失です(笑))

キャパオーバーを起こす手前まで頑張り続けた感情は、自分自身も親と同じように依存症になったり、突発性の怒りを溜め込んでいたりします。

自己肯定感の低さ

アダルトチルドレンの特徴の一つとして、「自信がない」というものが挙げられます。

「安心安全な環境」がなく、両親や家族からの生命のエネルギーが流れてこなかったこと、
常に一人で耐えている状態なので、不安と恐れでいっぱいであり、誰からも「OK」のサインをもらえてこなかった、というも原因の一つです。

失敗した時に、抱きしめて安心感を与えてくれる母親、

失敗した時に、次からはこうやってやるんだぞ、やってみろと言ってくれる父親、

成功した時に、自分のこと以上に喜び、褒めてくれる両親、

このような、後ろからの愛のエネルギーの流れと、安心して挑戦できる「後ろ楯」

これがあるから、子供は安心して、自分の興味があるものへ進めます。失敗しても躊躇せず、また新しい興味のあるものへ進むことができます。

アダルトチルドレンが育った、機能不全家族では、こういった親からの生命のエネルギーが流れていないか、足りておらず、

親そのものがアダルトチルドレンである傾向もあります。

そんな家庭環境で育つと、全くといっていいほど、自己肯定感が育ちません。

何をやっても褒めてもらえない、

何をやっても認めてもらえない、

不安でどうしようもなくても、抱きしめてもらえない、

不安でも、自分で進むしかない。

完璧主義

十分な愛を与えてもらえなかった子どもは、自分に自信を持てず、自分の気持ちが言えず、意見も押し殺してしまう傾向があります。

そして、家族から愛が流れてこなかったため、他人には認めてもらいたい願望が強くなるため、完璧主義になりがちです。

~ねば~べき、といった考え方も強くなり、他者にもこの考え方を押し付けてしまう傾向も出てきます。

もっともっとがんばらなきゃ、愛されない!っていう気持ちも、ココロのずっと下の方に隠れています。

アダルトチルドレンから抜け出すには

たくさん、認めて、たくさん肯定してあげる

アダルトチルドレンの特徴は、もっともっとたくさんありますが、少しでもそんな傾向があるなーっと思ったら、

そんな自分を抱きしめてあげてもらいたいのです。

「よくがんばってきたね」

「よく一人で耐えてきたね」

「寂しかったよね、つらかったよね」

「不安で怖かったね」

こんなに、愛が足りない家族の中で育ってきて、がんばって大人になってきた自分を、十分に承認してもらいたいのです。

そして、自分の生きづらさの一つの原因として、

機能不全家族の中で育った、アダルトチルドレンなのかもしれないな、ということを、少し頭に置いておいてもらうことで、

自分の痛みに向き合い、癒していくことができます。

ココロの癒しは、

・痛みや問題に見当をつけて

・いつもそれに気づけるようになり

・その痛みを認め、承認し、抱きしめることが必要です。

「そんなこと無理ーっ!!」って思いますよね、

でも大丈夫です。きっとちゃんと乗り越えられます。

時間がかかっても、自分の人生、ちゃんとしあわせに向かって、自分で歩めるようになります。

たくさんたくさん、褒めてあげてください♡

そして少しでも早く、しあわせに向かえるように、がんばりましょう!!

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