ずっと緊張してる人生だった。 ずっと自分の足で、一人で立ってる状態だった。 誰も頼れない、誰も信じられないのではなく、 ふと、一人になったときの事を考えると、あまりにつらすぎて、 いつ支えがなくなってもいいように、 支えがなくてもちゃんと一人で立ってられる自分であろうと、 子供の頃からずっと、そうやって立ってきた。 緩むことを、 多分、 絶対にしないって決めてたんだと思う。子供の頃に。 泣くことをしなかったあの頃に、 泣いて崩れてしまったら、もう立ち上がれないかもしれない、 怖いって思ったら、恐怖に支配さ ...